セールス(営業)に絞り、Part1からPart4 まで 4回に渡り特集を行っています。

前回は「セールスの役割」についてお話しました。今回はPart1の後半戦。
事前準備、そして人間関係の築き方についてお届けいたします。

先様訪問前の準備は?

1. 自分の予算に基づいた行動計画を立てる
場当たり・思い付きで行動するのはNG!行動計画を立て、計画に従って行動する。 年間の予算/月平均で〇〇

ターゲットのリスト化:リスト化することで、具体的な計画を立てる
※ インバウンドマーケティングより収集されるリードとバランスをとる。例えば新規リードに対し、インバウンドセールスチームが当たりをつける、など

2. 訪問する会社の業種・業界・会社情報を得る
※ インバウンドセールスにより「あたり」情報を入手・分析、事前に専門誌・Web 等で情報を取り、理解する。仮説を立て、アプローチのシナリオを考える

3. 商品知識の確認
仮説に基づいて必要な機能をチェックして、FABE トークを具体的にイメージしておく。「持ち帰ってご連絡いたします・・・」とか、即答できない場合は、顧客からの不信感につながる。

4. 営業ツールを整え、持参物の整理
訪問目的に沿って持参するツールをチェックし、必要であれば作成もする。ただし、先様の情報も取り切れていないので「情報を引き出すツール」を考える。情報を引き出すツールの例
・サンプル ・evidence / エビデンス ・実績(例えば他社事例等)
・会社を説明できるツール(自社案内、パンフレット等)
特に初めての訪問の場合は、第一印象が重要でその後の営業行為に影響するので、 慎重に準備する。

5. 身だしなみ
常識の範囲内で整える。清潔に。

キーマンとは?

■ 訪問の際に、面談を求めたいのは誰なのか
例えばMSP(マーケティングサービスプロバイダー) がアプローチした場合、 キーマンは以下の3 人になります。

    ・決定権者  ・担当者  ・使用者

1.決定権者:総合的(コスト・効率・管理面等) に判断し、最終的意思決定をする

2.担当者:中心になって印刷等、マーケティングツール、販売促進ツール及び
その Web/ICT を利用した仕組みの発注を検討し、ツールを管理する

3.使用者:実際にマーケティングツールの仕組みを仕掛ける

勿論、最終的には決定権者と面談する必要はあります。
ただし、マーケティングツール(販促ツール及びICT を使った仕組み)を利用している担当者が最も情報を持っており、 今後の展望などを考えているので、情報を引き出す必要がある。また使用者の意見も、大きな「ヒント」「チャンス」になるため、ヒアリングを行い情報収集する。

人間関係を築くには

顧客には良い印象を与える必要があります。

Behavior / ビヘイビア: 行動・態度・立ち振る舞い・挙動・素行
→ 顧客はあなたの「behavior」を観ています。

営業マンは、自身がどんな behavior を持っているか(顧客に自分がどのように映っているか)知っておく必要があります。

■ 「感情に訴える」には
・笑顔       ・礼儀       ・挨拶
・誠実       ・ガツガツしない  ・良い情報提供をしてくれる
・顧客に興味を持っていることが伝わる

■ 「理性に訴える」には
・顧客の業種、業界を良く知っている
・(自社の)商品知識、競合の商品知識
・「視点」の捉え方が的確
・成功事例の紹介
・基本的な一般常識も

商談の際に必ず心がけること

■ 好感を持たれる6原則
1. 相手に誠実な関心を寄せる
2. おだやか
3. 名前を覚える
4. 傾聴力
5. 顧客の関心のありかを汲み取り、反応する
6. 独りよがりにならない

■ お役様の先入観
お客様は営業(セールス)マンに対して先入観を持っている場合が多くあります。何故なのか理解しておく事は、お客様に対する印象も違ってきます。

■ 営業(セールス)マンのイメージは
・ 口がうまい
・ 押しつけがましい
・ 自分の売り上げ(成績)の事しか考えていない
・ すぐに売り込んでくる
・ 忙しいのに仕事を中断させる
・ こちらの事情、気持ちを考えない・・・ etc.

当初は、上記のような先入観から良い接し方をしてくれないケースが多いが、、
「落ち込まない」ことが大事です。

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まとめ

セールス(営業)マンは、会社の代表として顧客を訪問します。
したがって、顧客はセールス(営業)マンを通して会社を評価することになり、 セールス(営業)マンの応答の内容・仕方から、立ち振る舞いに至るまで顧客が観ていることを認識し、事前準備から訪問、その後の訪問まで気を抜かず、集中して臨むことが必要になります。また、基本的には対面による(コロナ禍でオンラインが増えているが)コミュニケーション力が大きく問われることになります。

『自分が伝えたい(言いたい)事ではなく、先様(顧客)が聴きたいことを伝え、自分が聞きたいように聞くのではなく、先様(顧客)が伝えたい事をしっかりと受け取ること』が、本来のコミュニケーションです。
コミュニケーションが円滑に進めば、ご自身の成績にも大きく跳ね返ってきます。